子どもたちに人気のカプセルトイ。まちでおなじみのものがキーホルダーになり、話題になっています。家族連れに人気スポット、山口県宇部市のときわ遊園地。ここに設置されているカプセルトイが「宇部がちゃ」です。中を開けてみると…入っていたのはモモイロペリカン“カッタくん”。

カプセルにはその昔、宇部市にあった施設やものなどをテーマにしたキーホルダーが入っています。全部で9種類。“カッタくん”をはじめ、1990年代に市街地にあったデパート“レッツ09”。


ときわ公園にあった“ときわ丸”



エヴァンゲリオンの庵野秀明監督ゆかりのカフェレストラン“LIVE”や、市民のソウルフードだったフジヤマ飲料の“ミルクセーキ”など、懐かしさを感じさせるものばかりです。

この「宇部がちゃ」を企画したのは、宇部市にある輸入卸会社「SIS」の西村健太郎さんです。西村さんは、生まれ育った大好きな宇部市に何か恩返しがしたいと、この企画を考えました。

輸入卸会社SIS・西村健太郎営業部長:「私が生まれた宇部市でも、懐かしいものとか、そういうものがたくさんある。弊社の方で作る機械もありましたので、作ってみようかなと」


3月20日に販売が始まり、売れ行きは好調だということです。

ときわ遊園地・紀藤真理奈副所長:「1週間持たないくらいで、100個売れてしまうくらい。親子連れが結構いらっしゃって、お子さんが回し、大人の方もかなり夢中になって回しています。“カッタくん”が懐かしいということで、“カッタくん”が出るまで、皆さんされてます」

西村さんは、SNSなどを通じて得たモチーフのアイデアを参考に、すでに第2弾の製作を始めています。


今後も多くの人にアイデアを出してもらえれば種類を増やしていきたいと話しています。

輸入卸会社SIS・西村健太郎営業部長:「(キーホルダーは)今、お父さん、お母さんたちが懐かしいものと思うんですけど、一緒に今の自分のお子さんと、子どもの時の話をしていただいたり、思い出話に、酒のさかなに、使っていただいたりしてもらうとうれしいです」

この「宇部がちゃ」は1回300円で、西村さんは売り上げの一部を宇部市に寄付する予定だということです。

「宇部がちゃ」はときわ遊園地のほか、宇部市のスーパー「アルク琴芝店」と「アルク西宇部店」の計3か所に設置されています。