「この流れを途切れさせるな」プロ野球界が動いた!

女子プロ野球リーグが始まってから11年で、アマチュアの女子野球チームの数は約5倍になりました。「この流れを途切れさせてはいけない」と動いたのは、アマチュアチームをまとめる全日本女子野球連盟でした。

(全日本女子野球連盟 山田博子会長)
「NPBさんの方とお話を始めて、『チームを作っていただけないか』というお話をスタートさせていたので、『プロがなくなった。目指すところがない』ということではなくて、逆に『NPB』というすごく大きな団体が女子のチームを作るという形で、もっと大きな光を与えてもらえるように動いていたので」

全日本女子野球連盟がプロ野球球団に掛け合うなどして、この3年間で西武・巨人・阪神の3球団が女子チームを創設。また各地でクラブチームも続々と誕生しています。
女子野球に翻弄された2人 今は...
いまは野球から離れたソフトボールの原田選手も、この大きな流れを歓迎しています。

(東京五輪ソフトボール金メダリスト 原田のどか選手)
「プロ野球の12球団の中に女子チームもいくつか作られて、今は『野球をやるか』『ソフトボールをやるか』の選択の幅が広がって、すごくいいなと思います」
そして、ソフトボールとともに女子野球界も盛り上がってくれればと願っています。
(東京五輪ソフトボール金メダリスト 原田のどか選手)
「野球をやっていなかったら自分はいまここにいないので、ソフトボールと一緒に何かできることがあるんだったら、ソフトボールも盛り上がるし、野球も盛り上がるんじゃないかなと思っています」


これまで野球を続ける環境に翻弄されてきた2人。それでも、野球があったからこそ今がある。今はそれぞれの立場から願う、女子野球のさらなる発展です。