都内では6日、多くの小学校で入学式を迎えました。学校で使う道具はどう“進化”しているのか?小学生に人気の文房具を解説します。
“学校で必要な道具”についての投稿が話題 人気の“スパイラルドラゴン事情”

井上貴博キャスター:
今の小学生はタブレットを使っています。学校で1人にタブレット1台の支給は、当たり前の時代になりました。
筆箱もタブレットを立てられる「タツール筆入」(2530円)のようなものが今人気を集めているそうです。タブレットだとタッチペンが必要になるということで、ごく普通の鉛筆にキャップをかぶせるだけでタッチペンになる「タッチキャップ鉛筆付」(495円)というものも販売されています。

そのような中で、親御さんの悩みも尽きないそうで、“学校で必要な道具”についてのある投稿が話題になっています。今春から小学3年生の息子を持つ母親の悩みです。
「習字セット、息子はスパイラルドラゴンにすると言っているけど、大きくなったら買いかえたいとか言いださないかな…スパイラルドラゴン買った親御さん、どうでしたか…?」

この“スパイラルドラゴン”ってどういうものなのでしょうか。
親御さんが悩むのはわかる気がするんですよね。小学校のときに買ってあげてもいいけど、中学や高校でキャラクターものを持ちます?って。
でも子どもとしては「みんな持ってるからちょうだい」「みんな持ってるから買いたい」ということになる。
子どもに対してお母さんは「中学・高校まで使うらしいよ。本当にドラゴンでいいのね?」と念を押しました。息子(小3)は「友達にウケると思うからそれでいい」と、小学校3年生のときには人気のキャラクターものを持っているとウケるけど、本当に中学校入ってから大丈夫?持ち続けるのね?という親子のやり取りがありました。

SNSでは、さまざまな投稿があります。
「うちの子もドラゴンを欲しがった。中学に入ったら別のがいいって言い出したから『責任持て』と使わせ続けた」という声。
現役の高校生は「中学まで使い切りました。ドラゴンめっちゃ人気です。ドラゴン同盟なる仲間もいました(笑)」
SNS時代で、何かの悩みに対して皆さんの声が一気に集まってくるという“スパイラルドラゴン事情”ですね。
ホラン千秋キャスター:
お子さんによるので、「使えればどうでもいいや」っていう境地に達する子もいれば、「やっぱり変えたい」って思う子もいて、本当にそれぞれだと思うのでなかなか難しいと思うんですが、私もお裁縫ボックスとか、パッケージをどれにするか結構悩んだ記憶はあります。

田中ウルヴェ京スポーツ心理学者(博士):
悩みますよね。ホランさんがおっしゃる通りで、その子によるから自分が母親だったときは、例えばドラゴンのケースの場合、小学校3年のときに子どもから「ドラゴン欲しい」って言われたら、「それの良いところと悪いところを一緒に考えよう」みたいなことをやってました。
例えば、息子が「大きくなったら要らなくなるかな」とか言ってくれたら、「どうしてかな?」って一緒に考えて、それでも持つなら中学生・高校生になっても「そういえば小学校のときこれが好きだったんだ」と言えるといいなとか。その子が“なんで持つのか”って決められるといいなとやってました。
ホランキャスター:
大事ですけど、私はそれをやるってことはこれ買わせたくないんだな、と(親に)合わせます。親が結局キャラクターものじゃない方に持ってきたいんだなっていうのを読んで…っていうことをするタイプの部分もあったかも。
井上キャスター:
妄想として思ったのは、親としては念書書いてもらってもいいのかなと。
田中ウルヴェ京さん:
買わせちゃうんですけどね。別にどっちでもいいんですよね。