震災で被害を受けた、福島県双葉町の海の家「マリーンハウスふたば」について、町は、「震災遺構」として整備を進めることを視野に検討を始めました。
水津邦治アナウンサー「マリーンハウスふたばは、13年前の夏は多くの海水浴客で賑わっていました」
震災で津波被害を受けた双葉町の海の家「マリーンハウスふたば」は、原発事故による帰還困難区域にあるため、手付かずのままとなっています。町では、震災と原発事故の教訓を後世に伝えるため、震災遺構として残し、整備することを視野に検討を始めました。
双葉海水浴場にある「マリーンハウスふたば」は、白い3階建ての三角形が特徴の建物で、1987年に建設。町のシンボルとして親しまれてきました。
双葉町の住民・60代「自分の考えは残してほしい。時計が大津波が来たその時の時間で止まっている。できれば記憶に残すのであれば残してほしいと思う」
双葉町の住民・70代「生々しいかもしれないけど、生々しさを残すのが歴史を語る上では必要なのではないかと思う」
一方、町民の中には、「残せば当時のことを思い出す」など慎重な意見もあり、町では、施設が自由に立ち入りができない場所にあることも考慮し、保存するかどうか慎重に検討を進めることにしています。














