「サツマイモ基腐病(もとぐされびょう)」の対策として、新たなプロジェクトのスタートです。
宮崎県都城市の霧島酒造は、芋焼酎の主原料であるさつまいもの生産体制を強化しようと、健全な苗の育成と供給を行う新しい施設の建設を発表しました。
(丸山敦子記者)
「多くの農家を苦しめているサツマイモ基腐病に対応しようと、霧島酒造はこちらに新施設を建設中です」
「サツマイモ基腐病」はイモの茎や実が腐る病気で、県内では2018年から発生が確認されています。
この影響で霧島酒造では、焼酎の原料となるさつまいもの確保量が計画を下回り、現在、一部の商品で販売を休止しています。
霧島酒造はその対策として、さつまいもの苗を生産する施設の建設に踏み切りました。
こうした取り組みは国内の酒造メーカーでは初めてだということです。
施設では、ウイルスが検出されない茎の部分から苗を培養するほか、土壌からの感染を防ぐため苗を一株ずつのポットで生育するなどして年間およそ250万本の苗を生産する予定です。
(霧島酒造 江夏順行社長)
「基腐病に対する対策や支援は、私たちの優先課題として生産農家の皆様と一致団結して、この難局を乗り越えたいと思います」
新しい施設の稼働は今年9月を予定しているということです。
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