例年、春先から初夏にかけて、全国的に有毒な植物による食中毒が多発しています。
こうしたなか、宮崎県は、今年初めての食中毒注意報を発令しました。

去年4月、延岡市である植物の球根を食べた60代の男性が亡くなりました。

その原因とみられているのが、グロリオサという有毒植物。

男性は、知人に「ヤマイモのような植物をすりおろして食べたところおう吐と下痢の症状が出た」と話していたということです。

有毒植物を食べることによる食中毒は、春先から初夏にかけて全国的に多発しています。

こうした状況を受け、県では、6日、今年初めてとなる食中毒注意報を発令しました。

県は、食用と確実に判断できない植物については、絶対に「採らない」、「食べない」、「売らない」、「人にあげない」よう注意を呼びかけています。