富山県内のほとんどの小中学校で、6日始業式が行われました。文科省は今月から学校現場で原則、「マスクの着用を求めない」という基本方針を示し「マスクなし」の学校生活が可能となりましたが、実際はどうだったんでしょうか。
6日は富山県内ほとんどの公立小中学校と義務教育学校で、1学期の始業式が行われました。このうち、砺波市の庄川小学校では、児童が元気な姿で登校しました。
「おはようございます」
式が始まる前、各教室ではー。
「マスク。先生はマスクをしていません。自分の判断でこれからマスクを外してください。はい」
記者:「みなさんマスクを外しません。まだ戸惑いがあるのでしょうか」
記者:「まだ外せない?」
児童:「いや、外したい。みんながマスクつけているから外しにくい」
児童:「なんか、みんなに見られたくない」
学校現場でのマスク着用をめぐって文部科学省は今月から、原則、児童生徒および教職員に対して「着用を求めない」という基本方針を示しています。
教員:「最初は周りの様子を見ると思うので、そんなにすぐに外せないと思いますけど、自分で判断ということでいこうと思います」
体育館で行われた始業式。
新2年生から6年生まで、186人が集まり、式では、新学期への抱負を児童が発表しました。
ただ、式に参加している児童のほとんどがマスクを着用したまま。一方、教職員は、ほとんんどマスクを外しています。
庄川小学校 池田祐治 教頭:
「これまで我々は、どちらかというと子どもたちに(マスク着用を)推奨してきた立場で、我々が外さないと子どもたちが外しにくいと思います。積極的に外すということも、子どもたちに示すことは必要な部分だと思います」
3年間マスク着用が求められた子どもたちの学校生活。コロナ前の風景に戻るにはもう少し時間がかかりそうです。
児童(マスク未着用):「マスク生活に慣れたから、少しだけ恥ずかしいです」
児童(マスク未着用):「周りが外していないから大丈夫かなと校歌を歌う時に思いましたけど、偉い人が外してもいいって言ってくれてほんまうれしい」














