石川県警察学校では5日、入校式が行われ、初任科生71人が警察官としての第一歩を歩み始めました。

今年の初任科生は、教養期間6か月間の大卒の短期生45人と教養期間10ヵ月の大卒以外の長期生26人の合わせて71人です。このうち女性は15人です。

式では、細田正県警本部長が「警察官は個人の生命、財産を守り、公共の安全を維持するため、高い倫理観と使命感を身に着けて欲しい」と初任科生を激励しました。

教養期間中、初任科生は刑法などの法学知識や逮捕術などを学ぶほか、寮生活で連帯感を高めながら警察官としての心得を学ぶことになっています。

南谷直佑巡査
「人の役に立ちたいとの思いがあった。自分のこれまで培って来た力やこれから身に着ける技術で人の役に立つという生き方をしたいと思い警察官を志した

南谷直佑巡査(24)


松井那菜子巡査
「信頼される警察官になりたい。信頼なしでは地域の安全を守れないので。この警察官がいるから大丈夫だと思ってもらえる警察官になる」

松井那菜子巡査(22)

教養期間を終えた初任科生は、地域を守る警察官の原点、「交番」からの勤務になるということです。