『学校に戻っていじめられないか…』治療のほかに、もう一つ大切なこと

平田寧々さん「治療の途中で髪の毛がごっそり抜けた瞬間だったりとか、あいさつするような友達に朝学校に行ったら驚いた目というかギョッとした目っていうか…」

だからこそ寧々さんは、治療のほかに、もう一つ大切なことがあると感じています。

平田寧々さん「『学校に戻っていじめられないか心配』とかっていう声が聞こえてきたりとか、みんなその不安、私と同じ不安を退院する直前に持っててみんなが。小児がんを知ってもらえれば、(学校に)戻った時の不安は少し減るよなって」

「患者」から「支援する立場」へ。

寧々さんが門をたたいたのが、県内の高校生などで作るボランティアサークル、「nicoこえ」です。

寧々さんは、仲間たちと「レモネードスタンドプロジェクト」を立ち上げ、去年から地道な活動を続けています。

「nicoこえ」メンバー「寧々さんが自分が本当に(小児がんに)なっていたっていうのは知らなくて。レモネードスタンドをやりたいっていうことだけでここに入ってきてくれたので、熱い気持ちを持っているので、私たちもそれについてがんばろうみたいな」