2日、侍ジャパンの栗山英樹監督が、札幌の北海学園大学の入学式に出席し、新入生を激励しました。
式典は豊平区にある体育館「きたえーる」で行われ、新入生ら1500人以上が集まった会場は栗山監督が現れると、どよめきに包まれました。
同大学の特任教授で、WBCで日本を優勝に導いた“名将”栗山英樹監督が新入生に送った熱いエールの全文です。

みなさん、こんにちは。ご入学おめでとうございます。
侍ジャパン、世界で戦って帰ってきたばかりですけれども、実は1年間大学の人間としていたんですが、なかなか野球の方がバタバタしまして、ここに来ることができませんでした。今回一区切りつけて、みなさんの入学式に参加させてもらいます。
まずは入学にあたりまして、本当にみんなは高校時代、コロナの影響でなかなか思ったような高校生活ができなかった、本当に大変だったというふうに思います。
ただ、逆にその大変な経験が、野球もそうなんですけど、難しかったり、困ったり、苦しかったり、そういったことの中でしか人は育たない、選手も成長しない、というふうにずっと若い選手に言ってきました。ですから、これからはその経験を活かして、素晴らしい学生生活にしてもらいたいと思います。