坂本龍一さんからのメッセージには…

封を開けてブックカバーをつけると。

松井機業6代目 松井紀子さん:
「おー…おさまりました。無事」

「坂本さんの魂がパラパラパラって本当に1ミクロンでもいいから届いたような感じがします。あんたがんばりなさいよって言われている感じ」

松井さんが、ニューヨークで開催された富山県の伝統工芸の展示会に「しけ絹」を展示したときにも…。

松井機業6代目 松井紀子さん:
「ギャラリーに着いたら“松井さんお花が届いています”っていって。よく見たら、坂本龍一さんのメッセージが書いてあった。会ったこともないのに涙がでてきます。やっぱり人を大切にしているんだろうな」

Welcome to NEWYORK とかかれた坂本さんのメッセージ。「コモンズ・スコラ」を介して坂本さんとつながった松井さんは、改めて同じ「作り手」として坂本さんに思いを馳せました。

松井機業6代目 松井紀子さん:「自分が死んだあとも長く受け継がれる作品を残していきたいと思っているんだと思うとやっぱりなんかジンときますね。しけ絹と一緒に私もスコラを支えていかんなんなっていう思いになりました」