4年に1度開かれる聴覚障害者スポーツの国際大会「デフリンピック」。
卓球競技に山陰出身の2人の選手が出場しています。
実ははこの競技の強豪はウクライナ。日本とメダル争いとなりました。


デフリンピック卓球競技 山田萌心 選手
「今回が初めてのデフリンピック。楽しみな気持ちもあります」

ブラジルで開催中の第24回夏季デフリンピック。
山陰出身者では卓球日本代表に、鳥取県日吉津村出身の井藤博和選手(36)と、島根県益田市の中学生山田萌心選手(13)の2人が選ばれています。

「デフ(deaf)」は英語で耳が不自由なという意味で、デフリンピックは聴覚障害者のオリンピックです。

デフリンピック卓球競技 井藤博和 選手
「1つでも多くのメダルを取れるように頑張ってきたいと思います」

団体戦予選リーグは5日に始まり、男女とも見事に予選突破。
男子は準決勝で強豪ウクライナに敗れましたが銅メダルを獲得。
一方、女子は準決勝でポーランドに勝利。
決勝ではウクライナに敗れましたが、銀メダルを獲得しました。

デフリンピック卓球競技 井藤博和選手
「本当に今までで一番重いメダルだなと感じます。チームとして1つになって試合を盛り上げることができたのが一番の勝利の理由かなと思います」

デフリンピック卓球競技 山田萌心 選手
「優勝したウクライナは凡ミスが少ないので、他の国と違うなと思いました。次は銀ではなく金をとれるように頑張りたいです」

卓球競技は11日まで。
個人戦でも活躍に期待です。