■MLB マーリンズ 1ー5 メッツ(日本時間3日、ローンデポ・パーク)

メッツの千賀滉大(30)が敵地・マーリンズ戦、侍ジャパンが世界一に輝いたローンデポ・パークで6回途中88球を投げ被安打3、奪三振8、四死球3、失点1でメジャー初登板初勝利を挙げた。

味方が2点を先制してくれた立ち上がりの1回、2022年ア・リーグ首位打者の1番・L.アライズ(25)にカウント2-2からフォークをセンター前へヒットを打たれた。続く2番・J.ソレーア(31)の時にフォークがワイルドピッチとなり走者が2塁に進塁すると157キロのストレートを弾き返されメジャー初失点。この後も審判の厳しい判定もあり、2四球で無死満塁のピンチを背負うが2014年にDeNAでプレーしていた5番・Y.グリエル(38)、6番・J.サンチェス(25)をフォークで2者連続の空振り三振。7番・バーティ(33)をライトライナーに打ち取り最少失点で切り抜け笑顔を見せた。

最大のピンチを乗り越えた千賀は3回にも代名詞となっている“お化けフォーク”で2番・ソレーア、3番・J.チゾムJr(25)を連続三振、2回以降はヒットを許さないピッチングを続けた。

勝ち投手の権利がかかる5回も先頭の8番・J.スターリングス(33)をフォークで空振り三振、2死からヒットを許しても最後も2番。ソレーアをフォークで空振り三振。6回もマウンドにあがり先頭の3番・J.チゾムJrをこの日8つ目となる三振を奪った所で降板、ベンチの味方もハイタッチで出迎えた。千賀は5回1/3を投げ88球、被安打3、奪三振8、四球3、失点1、奪った三振は全てフォークボールで全部空振りだった。侍ジャパンが世界一に輝いたローンデポ・パークで千賀がメジャー初登板初勝利を飾った。