◆シェアサイクル利用には「マイヘルメット」?

“努力義務”は街のあちこちに設置されているシェアサイクルももちろん対象です。全国で約60万人が利用する「チャリチャリ」は、サイズや衛生面、盗難対策などを考えるとヘルメットも含めて“シェア”するのは難しいとして、現時点では利用者に用意してもらう考えです。

Charichari福岡事業開発責任者・西川花蓉さん「人間の頭のサイズはそれぞれでヘルメットにもサイズがあります。ものすごく頭の小さい女性がぶかぶかのヘルメットをかぶり視界が妨げられれば余計に危なくなってしまうことを懸念しています。ヘルメットを籠に置くことはできないかと言われますが、日光の下や雨風にさらされ劣化がものすごく早くて、雨の直後はびしょびしょになるので難しいですね」

チャリチャリは福岡市などと協力してポートにチラシを掲示し利用者にヘルメット着用を呼びかけています。ただ、メーカー側と協議して、サイズを調整できて劣化しにくいヘルメットの開発なども検討することにしています。