そして、もう1つ義務化されるのは、「自転車保険への加入」。これは、県の条例によるものです。

自転車の利用者たち
「義務化ですか? 義務までは知りませんでした」

「仕方ないんじゃないですか」

「保険には入っています。そんなに高くないので」

15年前、兵庫県内で起きた自転車が関係する事故で、歩行者の女性が意識不明の重体に…。

その後、自転車を運転していた少年の母親には、神戸地裁でおよそ9500万円の損害賠償が命じられました。

このことがきっかけとなり、兵庫県をはじめ全国の条例で保険加入の義務化が進み、このたびの広島県は全国で40番目の導入です。

広島県 道路企画課 牛尾幸航 技師
「広島県では自転車の安全利用だけでなく、活用の推進も条例に入れて進めています。全国で4例目になります。罰則などはないんですが、県として、国としてしっかり取り組んでいただきたいということから規定をしていますので、みなさまにはルールを守って安全に自転車に乗っていただければと思います」

小林康秀 キャスター
「自転車保険の値段については、自転車単体の保険なら対人補償が1億円で、月額140円から200円台のものが多い。そのほか、自動車保険の特約やクレジットカードの特約など、別の保険の特約によるものもありますし、児童や生徒などを対象にした、学校ごとにまとめて入れるものもあります」

「ヘルメットの方ですが、ワイズロード・フジグラン広島の木谷副店長が個人所有する『イザナギ』は空気抵抗も考慮されていて、なんと4万円近くするそうです」

青山高治 キャスター
「とにかく軽い! 通気性もいい」

小林康秀 キャスター
「保険加入は義務化、ヘルメット着用は努力義務化となっていますが、どちらも罰則規定はありません。とはいえ、わたしたちの安全を守るものですので、ぜひ、自分に合ったものを選びたいものです」