新型コロナがなかったら過ごせなかった“私の青春”
そして迎えた本番。

実行委員会 下田陽大さん(18)
「めちゃくちゃ人来て、ワクワクしてきましたね」

実行委員会 鉞沙来奈さん(18)
「ドキドキです、人がいっぱいで。しゃべってると泣いちゃう。まだ早いです」

まずステージにあがったのは、新型コロナで表現の場を失った、同世代の若者たち。

そして、トリを務めたのは「かりゆし58」。

志多さんには、最後にどうしても仲間と共に歌いたかった曲がありました。
~かりゆし58「ウクイウタ」~
諦めたりすんなよ
まだまだまだいけるだろう
お前の背中を見守っているヤツが必ずいるから
上手くいったらきっと
ここに帰って来いよ
お前に聞いてもらいたい話が山ほどあるんだ
今は遥か 離れた街
でも確かな絆がここにある
いつまでも いつの日にも
お前のその背中に歌い続けよう

実行委員会 志多悠来さん(18)
「地元を離れた友達を応援している歌だなってすごく思って、みんな、この地域から離れていってしまうから、最後に歌えたら、みんなを応援できるし、自分の励みにもなると思って、ぜひ一緒に歌いたいと思って」

実行委員会 長瀬竜之介さん(18)
「かわいそうって思うかもしれないですけど、僕らは僕らなりの誰にも負けない楽しい時間を過ごしてきたんで、大丈夫です」

実行委員会 志多悠来さん(18)
「コロナがなかったら、この11人がここまで集まることは出来なかったと思うので、この11人と過ごすことができた毎日が“私の青春”です」
高山市では、高校卒業後に進学や就職で、9割の人が故郷を出ていくといいます。
コロナ禍で様変わりした青春を過ごした11人も全員、この春、故郷から巣立っていきます。














