まもなく4月の新学期を迎えますが、この時期は、ある言葉が注目を集めます。それは「中1ギャップ」。小学校から中学校への進学で、新しい環境や生活へ移行するなかで、不登校などが増加したりする現象です。「中1ギャップ」はなぜ起きるのでしょうか。春休み期間中の今、できる対策もあるようです。

小崎純佳キャスター

「もうすぐ新年度。学年やクラスが変わることで、ストレスを感じたり、不安になったりしたことありませんか?」

街で子どもたちに聞くと…

子どもは

「クラス替えがあるので、ちょっと不安です」

「仲良い友だちと別れちゃうと寂しい感じはします」


こうした不安やストレスは、きっと多くの人が一度は感じたことがあるはず。

なかでも、小学校を卒業して中学校に進学するタイミングは、新しい環境での学習や生活へ移行し、不登校などが増えたりすることから「中1ギャップ」とも呼ばれ、専門家からも指摘されています。

島根大学教育学部 深見俊崇 教授

「小学校の学び方と中学校の学び方が大きく変わってくるところは、誰しも多くの人が経験していると思います。やはり小学校に比べると中学校のほうが不登校等の割合も高くなっているのは間違いありません。それを象徴する言葉として、【中1ギャップ】という言葉が生まれてきていると思われます」

中学に上がった時の様々な違いから来る戸惑い。街で聞いても、「中1ギャップ」に多くの人が共感を示しました。