別れの春です。宮崎県内の多くの小中学校で、30日、離任式がありました。
延岡市の離島、島野浦島では、学校を離れる教職員が子どもたちや住民たちに見送られながら島を後にしました。
延岡市の離島、島野浦島では、この春、義務教育学校「島野浦学園」の教職員あわせて7人が、島を離れることになりました。
午前11時の出港を前にフェリー乗り場には、子どもたちと島の住民、100人余りが見送りのため駆けつけました。
(子どもたち)
「一緒に釣りに行ったこととかが一番思い出に残っています」
「すごく寂しい気持ちで一杯なんですけど、感謝の気持ちを込めて送り出せたらいいなと思ってます」
(転任する教諭)
「とても特別でした。ここの方々がとても温かかったので、本当に楽しい3年間でした」
「思い出がいっぱい詰まった場所なので、本当、離れたくないなというのが正直な気持ちです」
子どもたちから贈られた花束を両手に抱え、別れを惜しむ先生たち。
(転任する平田政行校長)
「私の方が感謝の気持ちがいっぱいなのに、すごくうれしいです」
フェリーの出港時間を迎え、いよいよ別れの時です。
(子どもたち)「さようなら~」
色とりどりのテープが海風になびく中、出港する船に向かって、子どもたちは、いつまでも手を振っていました。