福島県浪江町の復興拠点で、31日に避難指示が解除されるのを前に、拠点内で業務を再開する駐在所の開所式が行われました。
双葉警察署室原駐在所・小針龍介巡査部長「復興を治安面から支えるべく、ここ室原駐在所にて勤務を開始いたします」
開所したのは、浪江町の復興拠点に位置する室原駐在所で、式には吉田町長などおよそ50人が出席しました。
浪江町は、帰還困難区域にある4つの復興拠点で31日に避難指示が解除され、それに合わせ室原駐在所も12年ぶりに業務を再開することになります。
双葉警察署室原駐在所・小針龍介巡査部長「私が姿を見せる活動をして、警察がこの地区を回っているんだぞと住民の皆様に少しでも安心感を感じてもらって、帰還の手助けになれるように頑張ってまいります」
高橋広季アナウンサー「車で室原地区を走っています。住宅は何軒かあるのですが、人が住んでいる様子はあまり見受けられません」
こちらの男性は、去年9月の準備宿泊から室原地区の自宅に足を運んでいます。
室原地区に自宅がある人「室原地区も戸数が無いでしょ。帰ってくるのは5、6軒あるかないかくらいで。たまには巡回してもらって見てもらえれば幸いですね」
室原駐在所では、31日から拠点内のパトロールを行い、地域の治安面に目を光らせます。














