中国の習近平国家主席はサウジアラビアのムハンマド皇太子と電話会談し、今後も中東地域の平和と安定に関与していく姿勢を強調しました。
中国外務省によりますと、習近平国家主席は28日、サウジアラビアのムハンマド皇太子と電話会談。
中国の仲介で実現したサウジアラビアとイランとの外交関係正常化について「地域の緊張緩和に大きな効果があり、国際社会から広く称賛された」と自画自賛しました。そのうえで「中東との平和と安定にさらに貢献したい。両国の対話プロセスを引き続き支援する」と述べ、今後も中東地域の平和と安定に関与していく姿勢を強調しました。
これに対し、ムハンマド皇太子は「力強い支援に感謝する」「中国は中東地域及び国際社会で極めて重要な役割を果たしている」と述べたということです。
中国は今月、2016年以降断交していたサウジアラビアとイランの外交関係正常化を仲介。中東地域で影響力を拡大させていることを世界に示した格好です。
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