少年犯罪事件の遺族らがきょう、法務省などを訪れ、損害賠償の判決が出た後も賠償金の支払いが進まず、加害者からの謝罪も受けていない現状を訴えました。
少年犯罪被害当事者の会 武るり子代表
「必ず加害者が言います。『一生かかって償います』と言います。その裁判所での言葉は守られていないんですね」
「少年犯罪被害当事者の会」武るり子代表らは法務省などを訪れ、国が賠償金を立て替え、加害者から回収する制度の創設などを求める要望書を提出しました。
被害者や遺族が自ら当事者に行った賠償金の支払い状況ついてのアンケート調査によりますと、回答があった16家族のうち半数は加害者側に損害賠償を命じる判決が出ても2割以下しか支払われていなかったということです。
「逆恨みが怖い」、「相手の住所が分からない」という理由などで泣き寝入りするケースも多いということです。
また加害者からの謝罪については、アンケートに回答した遺族の半数が「ない」と回答。「謝罪があった」とした遺族の大半も、「誠意が感じられたとは言えない」と回答したということです。
法務省は矯正教育に被害者の視点を取り入れ、犯罪の被害者や遺族の声を受刑者に伝える制度を年内に始める方針ですが、武るり子代表は、「法律ができても運用でばらつきが出てくる。新しい制度ができたら検証し、公開してほしい」と話しました。
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