福島県の内堀知事は、輸入規制の撤廃に向けて、EU議会の議員に県産品の安全性などを訴えました。

内堀知事を訪ねたのは、EU=ヨーロッパ連合の議会のビュティコファ議員です。EUでは、原発事故後、あんぽ柿などの県産農林水産物の一部で輸入規制が続いています。

会談の中で、内堀知事は県産品の放射性物質検査の状況や安全性について説明しました。これに対し、ビュティコファ議員は「福島県が真剣に原発事故からの復興に向き合っていることを知ることができた。今後の協議の参考にしたい」と話したということです。

EUでは、今年6月ごろに日本産の食品に対する輸入規制の見直しが協議される見通しとなっています。