3月24日には、福島市でもサクラの開花が発表されましたが、市内の花の名所「花見山公園」は早くも見頃を迎えています。行動制限が大幅に緩和された中、花見山にもコロナ禍前の活気が戻っていました。

井上和樹アナウンサー「菜の花にハナモモ、そして向こうにはサクラ。色鮮やかなコントラストを見せています。花見山に百花繚乱の季節がやって来ました。」

風に揺れる淡いピンク色のサクラ。
線香花火のような黄色い花を咲かせるサンシュユ。

福島市の花見山公園では、ヒガンザクラやトウカイザクラなど早咲きのサクラが例年よりも1週間から10日ほど早く満開を迎えていて、早くも様々な花が咲き競っています。

雨が降り続いた26日から一転、27日は天気に恵まれ、平日にも関わらず多くの観光客が訪れていました。

花見山観光振興協議会によりますと、花見山を去年訪れた人は5万9000人でしたが、行動制限が大幅に緩和されたこともあり、今年は10万人の観光客を見込んでいるということです。

Q.今日は何を見に来たんですか? 福島市の女子高生「サクラでーす!めっちゃきれいでした。」

宮城県から訪れた人「サクラの花見も良いんですが、香りを楽しみながらの花見はここでしか楽しめない。桃源郷ってここのことだと」

そしてもう一つ、賑わいを見せていたのが花見山周辺の出店です。
こちらの和菓子店では観光客の増加に伴って、団子が去年の1.5倍の売れ行きだそうです。

福島市から訪れた人「花も良いんですけど団子もいいですね、花より団子ですね」

ニュー木村屋・金木洋常務「ここ2、3年大変苦しい状況だったんですけど、こういう状況に回復しつつありますので、ぜひ花見山に来ていただいて団子とかお菓子の方も購入していただきたい」

行動制限が大幅に緩和されて迎えた百花繚乱の春。花見山に以前のにぎわいが戻り始めています。