被爆前の撮影された長崎の日常をとらえた写真を通じて、被爆の実相を伝えようとするホームページが、今月7日から公開されています。
カメラに向かって笑顔を見せる子どもたち。撮影されたのは原爆が投下される前の長崎です。



このホームページは、被爆前の日常の風景を伝えると同時に、それらを奪った原爆の悲惨さについても考えてもらおうと、核兵器廃絶について研究する長崎大学のレクナらが制作。ホームページでは被爆者など22人から寄せられた写真を使った動画が見られるほか、アメリカ軍の当時の航空写真をもとに作成したデジタルマップ上で、被爆前後の長崎の様子を比較することができます。


RECNA林田光弘特任研究員
「被爆前の日常生活に対してそもそも関心を向けたことがなかった。原爆が実際に人間に対して落とされたんだということを感じ続けるための非常に貴重な資料だと思います」

ホームページ「被爆前の日常アーカイブ」は7日から公開されていて、レクナは3月中に100コンテンツの掲載を目指したいとしています。