この春、監督が交代して新たなスタートを切った京都成章は、優勝候補、神奈川の桐蔭学園と対戦。全国大会では幾度も桐蔭学園に煮え湯を飲まされてきた京都成章。この試合も前半から、桐蔭学園の多彩な攻撃を止めることができません。前半で6つのトライを許す苦しい展開。それでも後半11分、相手のミスをついて前進すると、センター田中聖大選手の巧みなランニングからフルバックの堀江佳太選手につないでトライ。7点を返したものの反撃もここまで。61対7の悔しい敗戦、今後の奮起に期待です。

 近畿大会準優勝、大阪の常翔学園は、北海道の函館ラサールと対戦。試合開始から、常翔らしい迫力のある攻撃で相手を圧倒します。前後半合わせて17トライを奪う猛攻。103対0の大勝で、選抜大会2回目の制覇に向けて好発進です。


◎1回戦16試合の結果は、以下の通りです。

 佐賀工 62-0 黒沢尻工
 東海大相模 31-5 名古屋
 中部大春日丘 41-15 東海大福岡
 国学院久我山 8-7 関大北陽
 常翔学園 103-0 函館ラサール
 長崎南山 35-17 東京

 大阪桐蔭 20-0 流通経大柏
 松山聖陵 15-14 秋田中央
 東福岡 43-0 川越東
 高川学園 18-12 秋田工
 国学院栃木 21-19 尾道

 札幌山の手 15-14 関西学院
 報徳学園 22-12 日本航空石川
 茗渓学園 20-12 長崎北陽台
 桐蔭学園 61-7 京都成章
 大分東明 49-0 開志国際