![]()
しかし、その裏、英明も驚異の粘りを見せます。この回から再び登板した磯投手を攻めて、2アウト3塁のチャンスを作ると、1番の鈴木昊選手がレフトへタイムリーヒット。さらに2番の平見歩舞選手がショートへの内野安打で、1塁2塁。2点差に迫って、なおも長打が出れば同点の場面を作ります。ここで3番の百々愛輝選手が、ライトポール際へ起死回生の逆転スリーランホームラン。英明が8対7と再逆転。勝負は決したかに見えました。
![]()
しかし、作新学院もあきらめません。9回の表、そのままマウンドに上がった百々投手から、4番の齋藤綾介選手がファーボールで出塁すると、5番の武藤匠海選手が1ボールからの2球目を渾身のスイングで振り抜きます。レフトスタンドへ、再々逆転となる値千金の逆転ツーランホームラン。武藤選手が「甲子園が打たせてくれました」と語った1発で、作新学院が再びリードを奪います。
![]()
それでも英明はあきらめません。その裏、2アウトながら3塁のチャンスを作り、代打の遠山至祈選手。しかし、懸命のヘッドスライディングも及ばず、最後はサードゴロでゲームセット。ベンチ入りした18人全選手を起用し激戦を制した作新学院が、23年ぶりのベスト8進出を果たしました。














