G7では日本だけ…政府→放送局に免許交付

「国境なき記者団」が発表している日本の「報道の自由度」ランキングの推移。2010年に11位となって以降、たった6年で72位にまで下がった。
日本の状況を調査するため、2016年には「表現の自由」国連特別報告者のデイビッド・ケイ氏が来日。

1週間の調査を終え、問題視したのは。総務省が放送の監督機関となっている状況だった。
国連特別報告者デイビッド・ケイ氏
「メディアはそもそも独立性のある第三者機関によって規制されるべきです。政府そのものが放送に規制をかけることはあってはならないと考えます」
実は、政府が放送局に免許を与えているケースは先進国では珍しくG7の中では日本だけだ。
政府が放送を直接監督している国としてはロシア、中国、北朝鮮などがあげられる。
専門家は・・・
立教大学(メディア社会学)砂川教授「他の国はどうしてるかっていうと、独立行政委員会というある種の第三者機関的なものがやってるんですね。やっぱり形式的に政府が免許を与えるってやると必ずメディア介入みたいなことが起こるんで」