宮崎県延岡市の読谷山市長は、内藤記念博物館周辺の駐車場の管理システムを整備する事業を巡って、市議会で修正案が可決されたことを受けて、再議を求め今月28日に臨時議会を招集したと発表しました。

これは、延岡市が内藤記念博物館の開館などによる周辺の混雑を防ごうと、周辺にある駐車場の管理システムの整備をめざしているもので、これまで2度、整備事業費について市議会に提案していますが、いずれも事業費を削除されています。

今議会では、市側が、前回に比べ半分程度に減額した1億3520万円の事業費を提案しましたが、委員会では今回も事業費を削除。
24日、この修正案が可決されました。

これを受け、読谷山市長は、可決された修正案の審議と議決をやり直す再議を求め、今月28日に臨時議会を招集したと発表しました。

(延岡市 読谷山洋司市長)
「観光振興、これによって厳しい延岡の地域経済の再生を何とか図らなければならない。その責務を負っている立場からも、認められなかったということについては受け入れるわけには到底いかない。そう考えまして再議を行う考えをまとめました」

一方、市議会では、「駐車システムが必要かどうかもう少し検証するべき」などとしています。