座間味選手がここまで速くなった理由とは

座間味選手「練習は一人でです。速い人の真似をすれば速くなると思っていたので、速い人の動画をYouTubeで見て練習していました」
彼は競技歴5か月で何を体得していたのか、世界マスターズ陸上金メダリストの譜久里武さんにその走りを見てもらうと。
譜久里さん「(映像見て笑みを浮かべながら)はい…、面白い走りですね。一番技術がすごいのは重心移動がものすごいスムーズです」

特徴の一つは上下動のない走り。力が上に逃げずスムーズに前に進んでいきます。
譜久里さん「僕らもそこは意識してトレーニングでいろんなメニューをやるんですけど、なかなか難しいけど、そういうのをすでにできているのは彼の特徴ですね」
足が地面につく=接地の瞬間の足の運びにも注目だといいます。

譜久里さん「接地する瞬間に後ろ足、戻ってきた足がすばやい、乗り込みが早い。足が接地する瞬間には後ろから戻ってきた足が超えているって感じ。そこが遅くなると接地時間が長くなって、足が後ろに流れてうまく地面から反発がもらえなくて、股関節の伸展がうまくできない。彼は自然とそれができている、それが彼の強みじゃないですか」
「素晴らしいです。うらやましい(笑)」
この譜久里さんの見解を座間味選手にぶつけてみると。
Q自身では足首が強いとか接地がうまいとかは?
座間味選手「考えていなかったです、その時は。でも前に進んでいる感覚はありましたので」