愛媛大学の卒業式が24日に行われ、2100人余りの卒業生が新たな一歩を踏み出しました。

愛媛大学と大学院の卒業式にはおよそ2100人が参加し、代表者に学位記が手渡されました。

仁科弘重学長が「コロナ禍の苦しい状況を思い出し社会的な洞察力、対応力の幅と厚みを増してもらいたい」と花向けの言葉を贈ったのに対し、卒業生を代表して西尾香音さんが答辞を述べました。

卒業生・西尾香音さん
「コロナの影響により、授業や課外活動の制限のみならず学校に行くことすらできない苦しい時期もありました。少しずつコロナとともにある新しい日常が戻ってきて、当たり前のことによりありがたみを感じられるようになりました」

学歌の斉唱は行われなかったものの、マスクを外して式に臨む卒業生の姿も見られました。

卒業生
「社会人でも自分のできることを全力で頑張ろうと思う」
「コロナで人との関わりが少ない中で、どうやって人とのかかわりを増やすかというのを考えた4年間だったと思う」
「対面で会えないからこそ友達とたくさん電話したりリモートで飲み会したりして、大変なことも多かったけれど楽しかったです」

卒業生たちはそれぞれの思いを胸に新たな一歩を踏み出します。