宮崎大学の卒業式が、24日、開かれました。
大学の大半をコロナ禍で過ごした卒業生に学生生活の思い出を聞きました。

宮崎市のシーガイアで開かれた宮崎大学の卒業式。

鮫島浩学長が「新型コロナの中、困難を乗り越えた皆さんの努力に敬意を表します」とはなむけの言葉を贈りました。

続いて、卒業生の代表が答辞を述べました。

(宮崎大学医学部看護学科 大塚さくらさん)
「2年生の時には新型コロナウイルスの流行により、これまでの生活が大きく変容しました。見通しが定まらない中、迅速に対応してくださった先生方のおかげで日々学び続けることができ、感謝が付きません」



学生生活の大半をコロナ禍で過ごした卒業生。一番の思い出を聞きました。

(助産師を目指す卒業生)
「コロナ禍でお母さんたちも外に気軽に出れない世の中だったので、その中でも私たち学生にお産を任せてくれるっていうのが、すごく光栄でありがたかったなと思います」

(助産師を目指す卒業生)
「(Q.現場に立ち会ったときの感情は)命がみなぎってる感じ。生まれた瞬間、『おぎゃあ』って泣いてくれた時はもうすごい感動しかなかったです。でも2つの命を預かってる責任も感じました」

(軽音楽部に所属していた卒業生)
「僕は軽音楽部に所属していたんですけどようやくこの前ライブハウスでの声出しがOKになって最後のライブですごい盛り上がった演奏をすることができたのが6年間の1番の思い出かなと思ってます。僕はベース・ボーカルでやってました。皆、声出して盛り上がってくれたんで、気持ちよかったです」

(在学中に渡米した卒業生)
「4年生の夏にアメリカに行ったことですかね、現地の家族のところにホームステイしたって感じで・ホストファザーでホストマザーでこっちが同い年の娘さん」
(父親)
「4年間コロナでなかなか楽しめた大学生活送れたのかなというのがっちょっとですね」
(母親)
「こういうことをばねに、今度は自分がしたいことを思いっきりやってほしいですね」


宮崎大学では、今年1242人が卒業または修了を迎えたということです。