福島県郡山市では、今ウメが満開で、「梅ロード」と呼ばれる桃源郷には、連日多くの人たちが訪れています。
安部遼アナウンサー「ウメの甘い香りに包まれています。紅梅や白梅が見ごろで、時折ウグイスのさえずりも聞こえてきて、体いっぱいに春を感じます」
「梅の里」として知られる郡山市西田町の「梅ロード」。4キロの道のりに植えられた3000本のウメが見ごろを迎えています。

畑に植えられたウメからも、甘ーい香りが漂ってきました!
安部アナ「畑一面のウメ・ウメ・ウメ。まさにウメの世界が広がっています。とっても甘くていい香り天気もよくて最高です」

今年は暖かい日が続いたため、例年より1週間ほど早く開花し、訪れる観光客の目を楽しませています。
22日は、沖縄から訪れた観光客で賑わっていました。

沖縄からの観光客「きれいです。満開でよかったです。ウメは沖縄にはそんなにないと思うが、こんなに梅林があってよかったです」
福島市からの観光客「こんなにきれいだとは思わなかった。ウメの花が目いっぱい咲いているのは見たことがなかった。天気がよくて安達太良山がすごくきれい」
もともと、この土地は、養蚕や葉タバコのための畑でした。時代の流れで、およそ30年前に新しく栽培する作物を決める時に、「花も実もある」ウメにしようとしたのがきっかけでした。
西慶梅園・増子公雄さん「昔からこの地域はウメが生産されていた。各家庭で必ず1本2本はあることに特化して、西田町にウメを栽培してお客さんに見ていただく」
収穫されたウメは加工されて「梅干し」などが地域の特産物として地元のJAなどで販売されています。
安部アナ「カリカリ梅いただきます!カリカリの食感がたまらないですね。かめばかむほど、じわーっと甘さが広がってとってもおいしいです」

今では町おこしの拠点ともなっている「梅の里」。植えられているのは、ウメだけではありません。
増子さん「福島の花見山を目指して、西田の花見山にしようということで、色々な所に色々な花を植えてもらって、それが今実って多くの方に来ていただいて感激をしているところです」
白梅や紅梅の他にも、今は、黄色いレンギョウが咲き始め、これからは、トウカイザクラやシダレザクラが見ごろを迎えます。
今では、「西田町の桃源郷」と呼ばれるほどになりました。

増子さん「多くの方に来ていただき、ツアーの方にも多く来ていただいてこの西田の梅の里の魅力をぜひ感激していただきたいと思います」
ウメは21日からの暖かさでかなり開花が進んできていて、3月いっぱい楽しめるということです。また、シダレザクラも150本植えられていて、3月末から4月上旬までが見ごろだということです。
開花の状況などは「西田町梅の里」のホームページに出ていますので参考にしてください。














