ウクライナを電撃訪問した岸田総理は、ゼレンスキー大統領との首脳会談を行い、新たにおよそ620億円の無償支援や殺傷能力のない装備品支援を行うと表明しました。
岸田総理とゼレンスキー大統領は、首都キーウで会談し、両国の関係を「特別なグローバルパートナーシップ」に格上げすることで合意しました。
会談後の共同記者会見でゼレンスキー大統領は、岸田総理から5月の広島サミットにオンラインで参加するよう要請があり、受け入れたことを明らかにしました。
岸田総理は「日本ならではの形の支援でウクライナを支えていく」として、エネルギー分野などへのおよそ620億円の無償支援や殺傷能力のない装備品支援を行うと表明しました。
岸田総理
「今回の訪問に際しては、ウクライナが戦時下、現在戦時下にあるということから、安全対策などの観点もあり、事前には厳格な情報管理を行いました」
岸田総理はこのように述べる一方、今回の訪問を事前にロシア側に通告したのかについては言及を避けました。
岸田総理は列車でキーウを離れ、まもなく隣国ポーランドのプシェミシルに到着します。
一方、国会では、自民党と立憲民主党の国対委員長が会談し、岸田総理が帰国後、国会へのウクライナ訪問の報告を速やかに行うことで合意しました。今回のウクライナ訪問は事前に国会の了解を得ていませんが、野党側は異議を申し立てることはしないとしています。
ウクライナ ゼレンスキー大統領
「岸田総理との会談はとても有意義でした。世界の指導者たちがリスクを冒してウクライナを訪問し、勇気を示すことは非常に重要です」
ゼレンスキー大統領は21日のビデオ声明でこのように述べ、G7=主要7か国の議長国である日本との会談は「世界的な成果をもたらす」として、感謝の意を示しました。
こうした中、アメリカも今回の訪問を歓迎しています。
アメリカ国家安全保障会議 カービー戦略広報調整官
「岸田総理のキーウ訪問を歓迎します。ウクライナ支援のため、日本が国際社会とともに、いかに強く立ち上がっているかを示しています」
歓迎の一方で、アメリカの国防総省のライダー報道官は、岸田総理の訪問が安全に行われるようアメリカは何かしらの支援をしたかとの質問に対し、「私の知る限り何の関与もしていない」と話しました。
対する中国は、「日本は情勢の緩和に役立つことをすべきで、逆のことをしないよう希望する」として、岸田総理のウクライナ訪問をけん制。国際社会は「ウクライナ危機の政治的解決のための条件を作るべき」と主張しました。
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