3月に入り新潟市では、ごみの焼却やたばこの投げ捨てなどによる『枯草火災』が多発しています。

どれくらいのスピードで燃え広がるのか…。
枯草火災の危険性を知ってもらおうと、新潟市北消防署が燃焼実験を行って危険性と注意を呼び掛けました。

河川敷での“たき火が枯草に燃え移ってしまった”想定で行われた燃焼実験では、風速7~9m程度の風が当たるとあっという間に燃え広がってしまいました。

新潟市では3月に入り枯草火災が多発。20日までに7件発生していて、去年の同じ月と比べるとすでに6件も上回っているということです。


【新潟市消防局予防課 佐藤幸拡課長】
天気の良い日の風の強い日にたき火や火入れをしますと、想像以上に燃え広がることがあります。水バケツや消火器の準備をして火を使用してもらいたい」


暖かくなってくるこの時期は例年『枯草火災』が増加傾向にあり、新潟市消防局では「火を消すまで“そばを離れない”」など、野外での火の取り扱いに注意するように呼びかけています。