たくさんの客に愛される“マスター”の味

翔龍の常連客:
「家が近所なので、思い出があるので、きょうは来なくちゃいけないのかなと思って来た」

翔龍の常連客:
「お店ちょっと中を見たら、本当に身の引き締まった感じなので、楽しみにしています」

そして午前11時、翔龍がオープンしました。店は、開店直後から満席です。

「めっちゃうまい」

「おいしい!」

常連客の多くが、チューリップテレビのニュースなどで浅野さんの事故を知っていました。

翔龍の常連客:
「昔からマスターにはすごいお世話になっていたので。どんな人やった?マスター。やさしかった?うん」

翔龍の常連客:
「帰省するたびにここへ来る。ラーメンってその店その店で味があるじゃないですか。翔龍は翔龍の味しかないと思うので。ほかに替えられないと思うのでこのラーメン」

「この味を守っていただけたらうれしいです」

浅野さんが大切にしていた店は、家族のように大切にしてきたスタッフが引き継ぎます。

ベテランスタッフ 作井省一さん:
「最初にこられたお客さんを見たときはちょっとうるっとしましたけど、それどころじゃねえなと。お前仕事しろよと、言われたような感じでしたね。“気”がありますからね」


(感じてますか?)
作井省一さん:
「絶えず感じてます。本当はマスターの作るラーメンが食べたいとは思うんですけど、残された私たちのラーメンも食べにきてくれることは素晴らしいことだと思う。仕事します!」

たくさんの客に愛される”マスター”の味…それはいまも翔龍のラーメンの中で生き続けています。