コロナ禍を機に大分市にUターンした女性が着物を保管するビジネスで起業しました。タンスに眠っている着物に光を当てる取り組みとは?
整然と並べられた着物の数々、タンスに眠っていた着物が全国から集まっています。
(クラフトマンシップ・リヴィア清水夏子社長)「自分のお母さんが使っていた着物だったり、自分が若いころに買った着物の預かりが多い」
2年前、大分市にUターンしたリヴィア清水夏子さん。東京で着付の仕事していた際、着物の保管に困っている人が多いことに気づき、着物を預かるビジネスで起業しました。

(リヴィア清水夏子社長)「会う方会う方から自分は着物を着ないのだけど、家にお母さんやおばあちゃんの着物があって捨てるに捨てられなくて困っているというのを聞いてきたので、どうにかしたい着物は多くあるんだなっていうのはすごく実感している」
清水さんが手掛けるキモノクローゼットの保管料は20点まで月に2200円。それ以上は1点につき110円で、年に3回の虫干しが含まれます。

(リヴィア清水夏子社長)「空調はすごく気を付けていて、湿度50%未満で管理しています」
事業を開始して1年半あまりですが、全国から着物が寄せられ、現在870点を預かっています。この日も利用者から電話が…
(リヴィア清水夏子社長)「今、11点お預かりがあるので7点で18点ですね、全部で。沖縄の方がまた追加で着物を送りましたという電話でした」
了承が得られた着物は清水さんのコーディネートで貸し出しもしていて、レンタル料の半額は持ち主に支払われる仕組みです。今の時期は卒業式や入学式などのニーズがあるといいます。