野外活動に国際教育、食育・・・


一方、教育に力を入れている保育園もあります。

おととし、宮崎市に開園した企業主導型保育園「サムエルキッズスクール」。
こちらの園は、教育に4つの柱を掲げています。

1つ目は、農作業など自然に触れる野外活動。



さらに、活動の様子に耳を傾けると・・・
先生は子どもたちにさりげなく英語で話しかけています。国際教育です。

また、給食に農作業体験で収穫した野菜を取り入れるなど、食育に力を入れています。

(子どもたち)「おいしい」「おかわりください」

そして、イタリアの医学博士が考案したモンテッソーリ教育を導入し、子どもたちの自立を促すようにしています。

(サムエルキッズスクール 高木洋子先生)
「子どもたちの敏感期を大切にしてあげて、自分から伸びる、自分から成長できる、その可能性を伸ばしていこうというのが基本の土台になっています」

地域への波及効果にも期待


利便性の向上や教育の充実など、施設によって様々な特色を打ち出している企業主導型保育園。

宮崎市では、2017年には3施設でしたが、この5年間で27施設に増えていて、子どもを預ける選択肢が広がっています。



にじの木保育園を開設した不動産会社の大平産業は、保育サービスの提供だけでなく、地域の活性化を考えています。

(大平産業 大平剛士社長)
「(地域の)祭りとか餅つきとか、そういうのがあるんで、お子さんたちを連れていきたいというのがあります。子供の笑顔で地域も笑顔になっていただければなと思っております」

企業主導型保育園が導入されて6年。



子育て世代の働く環境が充実するとともに、地域への波及効果にも期待が高まっています。

※MRTテレビ「Check!」5月5日(祝・木)放送分から