学生服の平均価格は、総務省の統計調査によると、男子・女子ともこの10年で2割以上値上がりしていて、1着あたり3万5000円を超えています。

こうした中、家計を助ける“ありそうでなかった店”が長野県松本市にオープンしました。

着なくなった学生服を、新たな持ち主へ…

ひとりのお母さんの思いから誕生したのが、長野県内初、“リユース制服の専門店”です!


松本市双葉(ふたば)に3月1日オープンした「ココ・リンク」。

(ココ・リンク吉澤梢さん)「(商品は)小さいものも含めて、350点くらいです」

主に中信地区の中学や高校の、学生服や運動着を扱っています。

ただし、並んでいるのは新品ではなく「リユース品」。

その分、値段は格安です。

(吉澤梢さん)「制服であれば定価の3割程度から、状態によっては安い物もあります」

店を開いた吉澤梢(よしざわこずえ)さん。

園児から中学生まで3人の子どもを育てるお母さんです。

(吉澤梢さん)「自分がいま親で子どもの制服を見たときにいろんな思い入れがあって、3年間使ったらこれを燃えるごみに出そうとか資源物に出そうというのはなかなか決心がつかなくて、でも誰か使ってくれる方がいたら、喜んで預けたいなと思うので、ここがそういったことのうまく懸け橋になればと思って」