今月末で廃止が決まっている「広島県農業ジーンバンク」。

今は、広島県森林整備・農業振興財団が運営していて、イネやムギ、野菜などのタネおよそ1万8500点を保管しています。

研究機関にだけでなく、農業者にも無料で種を貸し出すという、全国的にも珍しい存在でした。

矢賀ちしゃや青大きゅうりといった県内の在来種などが「広島お宝野菜」として復活し、特産化したこともありました。

広島県森林整備・農業振興財団 研究機関担当課 松浦健吉 さん
「こういう作物やったら、広島県内でも十分よくできて、味もけっこういいから普及するんじゃないかなというところで、『お宝野菜』と」