自民党の国会議員が片目失明者らと意見交換を行い、障害者と認定されず公的支援が受けられない制度の問題点を共有しました。

片目失明者友の会 久山公明代表
「下を向いて歩けばなんとか歩けますけど、まっすぐ前を向いていたらつまずいてしまいます」

議員
「下見ないとこわい」

片目が見えない状態を体験する自民党青年局のメンバー。片目が見えないことで距離感がつかめず、階段をおりるのも危険と言います。

片目失明者友の会 尚満喜副代表
「小さな3歳の子とかは、片目になると2か月に一遍、義眼を変えなければならない。義眼の費用が大体35万~40万ぐらいしますもので、かなり高額」

片目が見えない人は、失明していない眼の視力が0.6より良ければ身体障害者として認定されないため、公的支援が受けられず、高額な義眼購入のための補助制度などもないと、当事者の団体は訴えます。

また、当事者の団体は「健常者と障害者の狭間に落ちている」と述べ、片目失明による視覚障害の認定を求めました。

鈴木青年局長は「責任を持って努力する」と応じました。