『プラチナくるみん認定』で採用応募者数が急増

様々な福祉事業を展開している由布市の「庄内厚生館」は、1ランク上の『プラチナくるみん』に去年、認定されました。

ここで働く菊池祐輔さんは2人目の子どもが生まれた際に1か月間の育児休業を取得しました。

(山家学園・菊池祐輔さん)「1人目の時が取れていなかったので妻に大変な部分を負わせていたので今回育児休暇を取って妻から『助かった』という声をかけられて休みを貰ってよかったと思う」

菊池さんは児童養護施設の指導員として勤務。家族として児童に寄り添う仕事のため最初は休暇を取ることにためらいがあったといいます。

(山家学園・菊池祐輔さん)「こういった施設での仕事なのでほかの方々に迷惑をかけるという不安もあったが、応援してもらい不安がない状態で休みに入れた」

(山家学園・濱田高生さん)「みんなで協力して仕事を分散して負担があるという感覚はなかった。私も育休を取っているのでお互い様かなというところはある」

庄内厚生館ではほかにも子ども1人に対し、有休が5日間プラスされるなどの制度が設けられています。働きやすい環境を整備することは施設側にもメリットがあり、制度導入後には中途採用の応募者数が30人増えたといいます。

(庄内厚生館法人本部経営企画室・井尾太亮室長)「子育てや介護などの問題もあって色んな両立をしていかないといけないところがあると思うので、そういったところは法人が精一杯サポートして働きやすい職場で長く勤めてもらいたいという思いがある」

各地で進む仕事と育児の両立サポート。職場ぐるみでの働きやすい環境づくりはよりよい人材の確保という好循環につながっています。