新潟市と新潟交通は市内のBRT・バス高速輸送システムについて走行距離の維持や運賃などを規定する『運行事業協定』を結んでいます。
しかし運転士不足や新型コロナウイルス禍の影響で、年間の走行距離は協定が定める957万kmに及ばず、およそ8割の763万kmとなっています。

3月末に更新期限の迫る『運行事業協定』についての協議が続いていますが、新潟交通では「運行距離を維持するのは難しい。一部効力が停止された状態での協定更新も選択肢の一つ」としているということです。

こうした中、新潟交通は4月1日のダイヤ改正に伴う『春ダイヤ』を、3月14日に発表しています。
休日の日中を中心に利用が少ない江南区・南区・西区の郊外路線で一日あたり、平日で8本・土曜日で46本・日曜祝日で34本減便するということです。

これについて新潟市の中原八一市長は「減便は残念だが、この状況ではやむを得ない」とコメントしています。
