マスクの着用が個人の判断に緩和されたことで、駆け込み需要が起きているところがあります。

素敵な笑顔に欠かせない、ある部分を輝かせる場所です。

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メイク教室 講師 志田さおりさん:
口が見えない状態はもったいない。顔の中で唇が一番女性性が高いところ。

甲府市で開かれたメイク教室です。

講師の志田さんは10年前からこの教室を開催していますが、3月の利用予約がこれまでの4倍に急増しました。

背景にあるのが、個人の判断になったマスク着用の緩和です。

志田さおりさん:
マスクをしてたからどうしても顔を隠してメイクをしなくなった人が増えたが、楽しんで日々メイクに取り組んでほしい。

この日は40代から50代の女性が参加し、印象的なアイラインの技法や口紅のさし方などを学びました。

メイク教室の参加者は:
マスクを外す時期になったときに恥ずかしい。メイクに自信がなかったので、しっかり学んでからスタートしたいと思った。

こちらの教室では、4月から社会人になる女性や男性の予約も増えているといいます。

志田さおりさん:
男性も増えていて眉毛をきれいに整えたい、スキンケア、乾燥した肌を何とかしてほしいとか。

日常生活のマスク着用で本格的なメイクの機会が減った中、参加者はメイクの楽しさを再認識しました。

メイク教室の参加者たちは:
「3年4年ぶりに塗って口元が明るくなると、気持ちも華やかになった」
「ここに来るまではマスクを取らないで、ずっとしていたいと思っていたが、取ってもいいと思いました」

コロナ禍のマスクなどの影響で落ち込んだ化粧品やメイクの市場はこの春以降、一気に回復傾向になるのか注目です。