豊田 喜一 捕手:
「肩っていうよりフットワークにけっこう自信があるので、甲子園に出てももいい選手ばっかりいるので、その選手たちよりいいっていうのを見せつけたい」

防御率1点台の廣田・西尾投手の2枚看板

豊田選手のリードでピッチャー陣は安定感を増しました。
2枚看板はどちらも防御率1点台。

背番号『1』を背負う廣田 樹大 投手は抜群の制球力で試合の流れを作ります。

廣田 樹大 投手(2年):
「自分がちゃんとしたピッチングをすればチームは勝つと思うし、そこで試合を勝たせる、勝ちにつながる投球をしなければいけないなと思います」

一方、西尾 海純投手は1年生ながら直球はマックス141キロです。

西尾 海純 投手(1年):
「自分の真っすぐを相手に見せつけるというか、真っすぐで押せるピッチングをしたいと思います」

得意のストレートに加えて、この冬は新球種、ナックルカーブを習得しました。

父たちがあげた “センバツの白星” から30年

城島 慶太郎 選手(2年):
「お父さんが長崎日大で甲子園に出て、それで自分も同じ高校で甲子園に行きたいと思ったから」

野球部の練習の後、自宅でも自主練習に励む城島選手。
練習相手は30年前、長崎日大がセンバツでベスト8入りしたときのメンバー、父・慶介さんです。長崎日大野球部にとって初の『親子で甲子園出場』です。

父と二人三脚で、毎日の特訓を重ねてきました。

父・城島慶介さん:
「小学5年生の秋くらいからはだいたい(毎日)やってますね。少しでも手助けになればと思って」

城島 慶太郎選手:
「家族とか親戚とかも応援してくれているので、絶対、まずは1勝を届けたいなと思っています」

父・慶介さん:
「自分の息子が甲子園に出られることになるとは思っていなかったので、それは本当に嬉しいです、楽しみでしょうがないですね」

日大が “センバツで白星” を挙げたのは、慶介さんが出場した30年前が最後です。
野球部の新たな歴史を作るため ──そして、勝利を目指す理由がもう一つあります

平尾 大和主将:
「海星高校より先に負けるわけにはいかないので、どのチームにも負けないくらい1勝にこだわってやっていきたい」

県勢同時出場となるライバル海星にも負けられない長崎日大。
まずは甲子園での『1勝』そして、その先を見据えて全国の強豪に挑みます。

センバツの舞台で日大と海星の対戦が実現するのは決勝戦のみですから、両校とも勝ち進んでいけるように応援したいですね。

今月18日土曜日に開幕する『春のセンバツ』
長崎からは 海星 と 長崎日大 2校が初めて同時に出場します。

もう一つの出場校『海星』は
悔いしかない悪送球「甲子園でしか借りは返せない」いざセンバツへ!海星
でレポートしています。

▼『海星』は大会3日目の第1試合で、兵庫の『社』
▼『長崎日大』は大会4日目の第2試合で、京都の『龍谷大平安』と初戦を戦います。

ともに去年甲子園を経験したという強みもあります。
先輩たちの成績を超える活躍に期待したいところです。