■カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC™ プールC アメリカ代表 5-11 メキシコ代表(13日、アリゾナ州チェイス・フィールド)

WBC1次ラウンドのプールCは、優勝候補のアメリカ代表がメキシコ代表と対戦。メキシコの3番・J.メネセス(30・ナショナルズ)に2本のホームランを打たれるなど5ー11で敗戦した。

アメリカ代表は初戦でホームランを放ったK.シュワーバー(30・フィリーズ)をスタメンから外し、昨季、ナ・リーグ打点王で40本塁打でリーグ2位のP.アロンゾ(28・メッツ)を指名打者、ショートには2019年、ア・リーグ首位打者のT.アンダーソン(29・ホワイトソックス)を起用した。

先発は日本ハム、ソフトバンクで活躍し、現在はパドレスでダルビッシュ有(36)とチームメイトのN.マルティネス(32・パドレス)。1回、先頭打者にヒットを許すとメキシコ代表の3番、2019年にオリックスで活躍したJ.メネセス(30・ナショナルズ)に146キロのカットボールを捉えられレフトスタンドへ先制の2ランホームランを浴びた。

メキシコ代表の先発はエンゼルスのキャンプで、大谷翔平(28)と行動を共にし練習していたP.サンドバル(26、エンゼルス)。1回、1死から2番・M.トラウト(31)を迎え、エンゼルス対決が実現。サンドバルは内角低めのスライダーで空振り三振、トラウトが大好きな低めのボールを振らせアウトを奪った。

2回裏、アメリカ代表は1死から6番・K.タッカー(26・アストロズ)がライトへのスリーベースでチャンスメイクすると7番・T.アンダーソンがタイムリー、スタメン起用に2019年、ア・リーグ首位打者がしっかり応えて1対2と反撃を開始した。

3回表、アメリカ代表は2死から内野安打3本で1点を失うと4回には3人目・昨季2ケタ10勝を挙げたB.シンガー(26・ロイヤルズ)がつかまった。1点を奪われると2死一、二塁でメキシコ代表3番・メネセスにこの日2本目のホームラン、1対7と大きくリードされた。

8回表には6人目・D.バード(37・ロッキーズ)が4失点で2対11。投手陣がオールメジャーリーガーのメキシコ打線を抑えられず15安打11失点。最強メンバーと言われるアメリカ代表にとって手痛い1敗となった。3連戦となるアメリカ代表は、14日(日本時間)にカナダ代表と戦う。カナダ代表は同日、イギリス代表から18得点を奪っていて打線に勢いがある。

※写真は左からアメリカ代表キャプテン・トラウト選手と4番・アレナド選手

【WBCプールC結果】
カナダ代表 18ー8 イギリス代表 (7回コールド)
メキシコ代表 11ー5 アメリカ代表