新型コロナ対策としてのマスクの着用が、きょうから個人の判断に委ねられます。きのうの夜、航空会社などはその準備に追われました。

コロナの分類が5月に「5類」に変更されることに先立ち、政府は、マスクの着用をきょうから屋内・屋外問わず個人の判断に委ねることにしています。

政府が判断の参考として示している指針では、おおむね全員の着席が可能な新幹線などではマスクを外すことを容認しています。

その一方で、通勤ラッシュ時などの混雑した電車やバスに乗る際には、引き続きマスクの着用を推奨するとしています。

また、医療機関や高齢者施設を訪れる際などについてもマスクの着用を推奨しています。

記者
「日付が変わって13日になりました。こちらのロンドン行きの便は、きょうから機内でのマスク着用が任意となります」

政府の発表を踏まえ、日本航空と全日空は、国内線・国際線できょうからマスク着用について、乗客や職員の判断に任せることにしました。

ロンドンへ行く乗客
「(機内でマスクを外せて)嬉しく思ってます。普通に戻るなと」
「相手の表情を見ながら会話できるので、気持ちとか伝えやすくなると思います」

全日空ではきのう夜、マスク着用を求めるポスターを交換。日本航空もラウンジなどのパーテーションを撤去しました。

全日空と日本航空では、機内で上映するマスク着用を促す動画もきょう以降、順次改訂していくとしています。