サウジアラビアとイランが外交関係を正常化させることで合意したことについて、アメリカ・バイデン政権は歓迎しつつも、イランが合意内容を守るかどうか見極める必要性を指摘しています。

アメリカホワイトハウス ジャンピエール報道官
「中東の緊張緩和とイエメン内戦終結につながるいかなる努力も歓迎します」

ホワイトハウスの報道官は10日、サウジアラビアとイランが外交関係を正常化させることで合意したことを歓迎しました。

一方で、NSC=国家安全保障会議のカービー戦略広報調整官は「イランは約束を守るような政権ではなく、合意したことを履行するかはまだわからない」と話し、展開を見極める必要性を指摘しました。

また、中国が仲介したことについて「世界の様々な地域で利己的な影響力を増そうとしている」として注視していく姿勢を示しています。