■カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC™ 東京プール(プールB、10日・東京ドーム)
開幕戦で中国に8対1で勝利し、3大会ぶりの世界一奪還へ白星スタートを切った侍ジャパンは、10日夜、最大のライバル韓国との一戦を迎える。WBCでは過去8回対戦し、4勝4敗。2009年には決勝で日本が韓国を破り、優勝を果たしている。
侍ジャパンの先発は2009年以来14年ぶりに日の丸を背負う、ダルビッシュ有(36)。2009年大会は3度韓国戦に登板し、1次ラウンドはリリーフで被安打1の3奪三振無失点、2次ラウンドでは5回3失点で負け投手となったが、決勝では2イニングを投げ胴上げ投手となった。
中国戦後の会見で栗山英樹監督(61)は「12年前、僕がファイターズにいく(監督に就任する)ときに彼と話をして『1回ダルビッシュ有というスターティングオーダーを書きたいんだ』と。そういう日が明日来るので、全ての思いをマウンドで示してくれると思う」と話し、チームで唯一WBCの優勝を知る最年長に、特別な思いでマウンドを託す。
対する韓国は、元メジャーリーガー(カージナルス)のキム グァンヒョン(34) が先発。2008年の北京五輪や2009年のWBCで日本戦に登板した、国際大会の経験が豊富なベテランだ。チームを率いるイガンチョル監督(56)は「序盤に試合を組み立てる投手はベテラン。ですから、経験のある投手を選ぶことになるでしょう。キム グァンヒョン選手は、しっかり試合を組み立ててくれると期待します」と起用について説明した。
投手出身の指揮官は「ダルビッシュ選手を長い間、何度も見てきたが、良いピッチャーだと思います。どう投げて、どう抑えてくるか、韓国の選手もみんな知っていて、備えています」と攻略に自信も覗かせる。
9日の会見で「韓日戦は特別な試合」と話したイガンチョル監督。日本とは対照的に韓国は初戦のオーストラリア戦を落としていて「韓国が準々決勝に進出するには、とにかく勝たなければいけない。総力戦で臨みます」と意気込みを語った。
プールBは日本、韓国、中国、オーストラリア、チェコ共和国の5チーム。15日からの準々決勝(東京ドーム)には上位2チームが進出する。
【ダルビッシュ 09年WBC韓国戦成績】
1次ラウンド(中継ぎ)1回 被安打1 奪三振3 自責0
2次ラウンド(先発)5回 被安打4 奪三振7 自責2
決勝(抑え)2回 被安打1 奪三振5 自責1
【侍ジャパンの日程】
■WBC
◆カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC™ 東京プール
(1次ラウンドプールB)
3月9日 日本 8-1 中国
3月10日 日本vs韓国
3月11日 日本vsチェコ共和国
3月12日 日本vsオーストラリア
※全て東京ドーム
◆準々決勝
3月16日(東京ドーム)
※プールA、Bの上位2チームが進出
◆準決勝
3月20日 or 21日(マイアミ ローンデポ・パーク)
◆決勝
3月22日(マイアミ ローンデポ・パーク)

















