ロシア国防省はウクライナ各地に対して行ったミサイル攻撃について、「テロ行為への報復攻撃だ」と発表しました。

ウクライナでは9日、首都キーウや西部や南部の州など各地でロシア側によるミサイル攻撃があり、このうちリビウ州では5人が死亡しています。

この攻撃について、ロシア国防省は9日、「3月2日にロシア西部ブリャンスク州でウクライナ側が行ったテロ行為に対し、大規模な報復攻撃を実施した」と発表しました。

極超音速ミサイル「キンジャール」などでウクライナ側の軍事インフラやエネルギー施設を攻撃し、無人機の配備地点などを破壊したとしています。

ロシアのプーチン大統領は今月2日にウクライナと隣接するブリャンスク州にウクライナ側の破壊工作グループが侵入し、住民に死者が出たと主張。「テロ行為」だとして、報復を示唆していました。