なぜ無投票区が増加しそうなのか?
地方行政に詳しい、新潟県立大学国際地域学部の田口一博准教授は「なり手不足」を第一に上げました。

【新潟県立大学国際地域学部 田口一博准教授】
「私に務まるかなとか、私には無理だろうって思う人が多い」
また、「平成の大合併の時に各市町村で首長や議員だった県議が引退する時期」なのも大きな理由だとしました。

【新潟県立大学国際地域学部 田口一博准教授】
「市町村の数が激減したわけですから、市町村議会議員をやって県議会に進んでくる人も圧倒的に数が少なくなっています」

今回、女性の候補者は今のところ70人中12人です。
新潟県選挙管理委員会によると“戦後最多”ということですが、田口准教授は「まだまだ足りない」と指摘します。

【新潟県立大学国際地域学部 田口一博准教授】
「女性がリーダーシップをとれるように人を育てていく努力が足りないんじゃないかなと。新潟に活躍の場があるんだと見せた方が、県の営業としてはずっといいんじゃないか」

新潟県議会議員選挙は、3月31日に告示、4月9日に投開票が予定されています。